【EQADSレポ】フランスに戻り『GPOカルリュス』（2/27）にて本格シーズン入りを果たしたEQADS選手達
渡仏直後の2月27日（日）、仏南西部オクシタニー地域開幕戦である『GPOカルリュス』にて2022年シーズンインを果たしたEQADS選手達。一地方の開幕戦にも関わらず、186名もの選手がスタートラインに並び、巨大なプロトン（レース集団）が沿道の自転車レースファンに春の訪れを知らせて回る。開幕戦では集団ゴールによる完走に留まったEQADSですが、今後毎週末続く連戦で調子を徐々に上げ、プロへの階段を一段ずつ着実に登ってゆく。
レース情報
レース名：Grand Prix d'Ouverture de Carlus（GPOカルリュス）
開催日：2022年2月27日（日）
カテゴリー：FFC（フランス自転車競技連盟）全カテゴリー
距離：108.5㎞（25㎞3周＋10㎞3周＋3.5㎞）
開催地
カルリュス（フランス）
【リザルト】
◆2月27日「GPOカルリュス」（108.5km）186名出走
1位：Artus JALADEAU （フランス／Montauban Cyclisme 82）2時間27分00
2位：Damian WILD （フランス／AVC Aix-en-Provence）トップから+12秒
3位：Lukas DRAPIER （フランス／Albi VS）トップから+27秒
37位： 馬場慶三郎（EQADS）トップから+1分10秒
91位： 西本健三郎（EQADS）トップから+1分10秒
120位： 長川達哉（EQADS）トップから+1分10秒
※川崎三織（EQADS）はコロナワクチン副反応により欠場
＜チーム帯同する浅田顕監督によるレース後コメント＞
コロナ禍の影響によりEQADSとしてフランスのレースを走るのは2年ぶりだが、増してEQADS所属2年以下の今回の参加メンバーにとっては初めての経験となった。昨年は渡欧が制限される中、工夫を凝らし国内で活動を行ったが、EQADSの趣旨から大きく外れる履き心地の悪い靴を履いた様な違和感があった。今年はスポンサーの方々、後援会、支援者、関係者の方々の多大な理解と協力でEQADSを欧州に戻すことが出来た。これは決して簡単で当たり前な事では無く、選手と共に強い覚悟を持って本場の階段を上がってゆきたい。
今年初戦はこれまで参加し続けていたGPO CARLUS（旧GP ALBI）で、今回で9回目の出場となる。これまでの最高成績は2019年の松田祥位の4位、次いで2012年の一丸尚伍が6位に入った経緯があるが、今回のメンバーにとっては先ずは最後まで走り切ることを目標にスタートした。1週間前に予定されていたこの地域の開幕戦が5月に延期になったことから、例外措置のもと186名がスタートラインに並んだ。好天に恵まれレースは高速ながら想定よりもスムーズに流れ、勝負の展開には加わるに至らぬも3名とも初めての挑戦にて無事にフィニッシュラインを通過した。選手それぞれのコメントは次の通り：
＜EQADS選手レース後コメント＞
馬場慶三郎（EQADS）
位置取りが重要と言われていたが、スタート時から後方になってしまい序盤からペースの上下が激しく消耗してしまった。しかし、中盤から徐々にポジションを上げて行き、最終的には集団からドロップすることなくゴールできた。
長川達哉（EQADS）
フランス初戦ということで未知の世界でしたが、今までで1番きついレースであり楽しいレースでもありました。序盤からハイペースで逃げに加わるも直ぐに吸収という展開でした。 最後に遅れてしまいそのままゴールという結果でした。今までに体験したことがない集団密集度＆スピードに驚く事ばかりでしたが、今日のレースで得た経験で次は更に上の順位を目指せるよう頑張ります。ありがとうございました。
西本健三郎（EQADS）
ワクチンの副反応の影響で体力が落ちていたため、積極的に逃げに乗るというよりは集団の前方をキープし、できる限り良い順位でゴールすることを目標に走った。風はそこまで強くなく、気温も暖かく、半袖半ズボンで出走した。出走が180人以上だったため早めにスタート地点に行き、3列目くらいに並んだ。70km地点から脚が攣り始めていたため、そこからは力を温存することを考えて走った。しかし残り10kmを切った辺りの登り区間で足を攣って動かなくなり、集団の最後尾まで順位を落としてしまった。身体の調子は良いが、持久力が落ちているので練習して戻していきたい。
【参考リンク】
＜2022年「エキップアサダ/EQADS」レースカレンダー＞
＜2022年「エキップアサダ/EQADS」メンバー＞
