*(↑写真)序盤から形成された西本健三郎(EQADS)を含む強力な逃げ集団。”容認”を決め込んだメイン集団が再び彼らを見る事は無かった。
【EQADSレポ】『JBCF群馬CSCロード6月(6月12日)』シーズン前半締め括り戦は惨敗。後半戦に向け膨大な課題を突き付けられる。
日本一決定戦「全日本選手権ロード」がコロナ禍により延期となり、結果的にシーズン前半の総括的大会となった「JBCF群馬CSCロード」。「ツアー・オブ・ジャパン」を熟し、全日本向けに仕上げてきた好調ぶりが爆発する事を期待したが、大人数8名参戦にも関わらず後手後手の展開の末に惨敗。
後半戦を前に多くの課題が突き付けられたが、「若さ」を武器に修正を図り、”最高のシーズン”と呼べる未来を手繰り寄せてゆく。
レースカテゴリー名
期間・日程
2021年6月12日(土)
開催地
群馬サイクルスポーツセンター(群馬県)
【リザルト】
<P1: 162km(6km×27周)>
*通常のJBCFレースの”時計回り”と異なる”逆時計回り”を採用
*(↑写真):EQADSで唯一”勝ち逃げ”に乗った西本健三郎(EQADS)。既に実績にある選手達に交じりながらも、物おじせずに攻撃的な動きを連発。終盤、優勝した小林海(マトリックスパワータグ)らの攻撃で置き去りにされた集団から飛び出し、自力で前に向かう。
<リザルト>
1位:小林海(マトリックスパワータグ)4時間2分43秒
2位:沢田 時(TEAM BRIDGESTONE Cycling) トップから+1分19秒
3位 井上文成(弱虫ペダルサイクリングチーム) トップから+2分1秒
15位:平井光介(EQADS)トップから+2分34秒
17位:小出樹(EQADS) トップから+2分40秒
18位:山田拓海(EQADS) トップから+2分44秒
24位:西本健三郎(EQADS)トップから+2分45秒
DNF:長川達哉(EQADS)
DNF:川崎三織(EQADS)
DNF:湯浅博貴(EQADS)
DNF:留目夕陽(EQADS)
■レースに帯同した小俣コーチによるコメント(P1):
出走はほぼフルメンバーの8名。平井、川崎、西本、留目、山田、
朝方肌寒かった群馬CSCもスタート時には日差しが強くなり、暑
全日本選手権が延期となり、当初の目標となるレースが無くなった
一週前倒しにはなったものの、パフォーマンスのピーク近くにいる
逆回りとなる本レース。安全を考慮してマネージャーミーティング
そのリアルスタート後、すぐにアタックがかかったが、これはすぐ
その落車に西本、留目が巻きこまれてしまった。西本は再スタート
その後、数周で再びアタックが決まり、逃げグループが形成された
全日本選手権が延期となり、気持ちのやり場が無いのは仕方がない。
しかし、事実としてレースはある。そして勝者もいる。
次に繋げられる者だけが強くなる。
■浅田監督によるコメント(P1):
今日は五輪代表選手の合宿の為、
全日本ロードも中止になったのでこれが前半戦の締めくくりのレー
*(↑写真):レース序盤に形成された16人の逃げに3名を送り込んだ「マトリックスパワータグ」チーム(先頭のグリーンジャージ)が、中盤・終盤にかけて完璧な集団コントロールを遂行。
*(↑写真):組織力が勝る国内コンチネンタルチームによる逃げ集団追走の動きを観察し、レースが振り出しに戻ったケースに備える小出樹(EQADS)らEQADS選手達。
*(↑写真)レース終盤。優勝した小林海(最後尾。マトリックスパワータグ)らとともに、レースを牽引する西本健三郎(EQADS)。
各種外部メディア・大会公式レポート
【JBCF公式】
・群馬CSCロードレース6月大会 レポート(←クリックでジャンプ)
【シクロワイアード】
・群馬CSC逆周回レースを小林海が逃げ切りで制する(←クリックでジャンプ)
<JPT:P1> チームの動きも見事だった小林海が完璧な独走優勝を飾った(Photo: Satoru KATO/JBCF)