■写真↑:フランスカップ(8月14日)での入賞ならずも、先頭集団に残りチームのポイント獲得に貢献した蠣崎優仁(写真中央)。着々とチーム内での信頼を獲得している。
期間・日程
2020年8月9日、11日、14日。
【結果/リザルト】
■8月9日『サン・マルス・ドゥティーユ(St Mars d’outille)』(2-3-J+1er Pay de la Loire)
蠣崎優仁結果:9位(1カテ含む) / 6位(1カテを除く)
<蠣崎優仁によるレース後コメント>
自分にとっては、3月の緊急帰国以来5ヶ月ぶりのシーズン再開レース。
・落車や熱中症を含む全てのリスクに対して安全を最優先
・集団走行の感覚、アタックへの反応 など、レースを走る技術面の慣らし
この二つを課題に設定。
5ヶ月ぶりのレースに加えて太陽の照りつける36度・湿度40%の酷暑のなかのレースは厳しい条件となった。
スタート20分時点で20人程の大きな逃げを形成。一発で決めたため周りのマークも厳しく絞り込みはうまくいかない。
中盤で暑さに苦しんでいたところで8人の勝ち逃げが形成。オーバーヒートを防ぐため、悔しいが見送る。
最後は第二グループでのスプリントを先着し9位でのゴールとなり、まずは非常に手応えのある良いレースとなった。
明日以降続くビッグレースに向けて素晴らしいスタートを切ることができた。
■8月11日『グランプリ・サンロラン・モンパンション(GP Saint Laurent Montpinchon Elite)』
蠣崎優仁結果:DNF
<蠣崎優仁によるレース後コメント>
非常に厳しいレースだった。
前日までは感じていなかった時差ボケを4日目にきて強烈に感じ、体が重く、調子が上がらなかった。
加えてフランストップアマチュアが顔をそろえる200人の大集団は、5ヶ月ぶりの自分にとっては非常に走りづらく、気づけば集団後方に追いやられていた。
毎周回ゴールまで約1.5km続く上り区間を集団で耐えることで精一杯で、ただただ走ることしかできなかった。
残り5周回に入るところで集団から脱落し、一周単独で走ったのちレースを降りた。
しかし、こんな体調でも3時間は集団で粘ることができ、体調さえ良ければ完走は間違いない感触を得ることもできた。
次戦のフランスカップに向けて気持ちを切り替え、万全の準備を行っていく。
■8月14日『グランプリ・クリスティアン・フェニウ(Grand Prix Christian Fenioux (Elite National))』
*フランスカップ N2 第3戦
蠣崎優仁結果:15位 Top+ 0秒
<蠣崎優仁によるレース後コメント>
チームは現在ランキング14位に位置し、今大会では20位以内に入ってポイントを獲得することが必須だった。
スタートから逃げと吸収を繰り返す目まぐるしい展開となったが、自分は終始余裕を持って集団内で待機。
主要な逃げには必ずチームメイトが加わっていたことで非常に安定してレースを進めることができた。
そしてレースは大集団スプリントへ。
ラスト3kmまで組めていた隊列も、あまりにカオスな状況に崩壊してしまう。
ラスト1kmからは完全に封じ込まれてしまい、そのままスプリントも出来ず、15位でのゴールとなった。
この結果で6点を加算したが、ランキングは変わらず14位のままとなっている。
ラスト500mで自信を持って自力で外から前に行っていれば優勝すら十分に可能性があっただけに、本当に悔しいが、これがレースでありこれが自分の技術と力量だと、この結果をしっかりと受け止めて続くレースで結果を残す。
そして、完璧なチームプレイでサポートをしてくれたチームに感謝します。
■動画:ゴールスプリントの映像(蠣崎は集団中央部の赤ジャージ)。ちなみに、ツール・ド・フランス会場にて40年あまりMCとして活躍したダニエル・マンジャスさんがこのレースのMCを務めた!