【レースレポ(EQADS)】『GPラフランセーズ(2/23)』新規加入の川崎三織が5位入賞の好スタート。

Kenichi Yamazaki2020/02/26(水) - 11:50 に投稿

■写真↑:EQADS所属2年目でフランス遠征経験者である平井光介(左)が、今季EQADS新加入でJCF-U23新人欧州合宿中の川崎三織(右)と共に今季初戦のスタートラインに立つ。海外クラブチームへと派遣されている選手たちの背中を追いかけ、”EQADS”ジャージ選手もシーズンインを果たした。

 

■写真↑:フランス全土では年間に約5,000の公道アマチュアレースが開催され、毎週各地方の”そこらじゅう”でレース経験を積むチャンスが転がっている。

レース&カテゴリー名

グランプリ・ドゥヴェルチュール~ラフランセーズ(2,3,Junior)

45 ème GD Prix d'Ouverture - LAFRANCAISE

期間・日程

2020年2月23日(日)

開催地

ラフランセーズ(フランス)

【結果/リザルト(106㎞)】

1位:Aurelian COSTEPLANE(ALBI VÉLO SPORT 31)2時間34分5秒(平均時速41.27km)
2位:山田拓海(飯田風越高校/日本ナショナルチーム)トップと同タイム
3位:天野 壮悠(千里高校/日本ナショナルチーム)トップと同タイム

5位:川崎三織(JCF-U23新人欧州合宿中/EQADS)トップと同タイム
35位:平井光介(EQADS)トップと同タイム

 

<川崎 三織によるレースレポ>

今日は午後2時からのレースに備え、3時間前にしっかりレース食を食べて準備をした。

疲労はないが、先日の練習で痛めてしまった膝が気になってはいたため、様子を見ながら走ることにした。本当は事前に気になった時点ですぐに(監督へ)申告するべきだったと思う。

今日のレースは105KMの小周回1周と大周回2周の後半にキツめの登りを2回登るコースで、目標はまずレースの感覚を取り戻す事と、フランスのレースの特徴を掴むこと、そしてレースのレベルも含めて前で展開して序盤に安全な逃げを作ろうと臨んだ。

集団の密度はそこまでキツくなくすぐ前に上がれた。速そうな選手を見つけてマークし様子をみようと思ったが、思っていたよりも早く天野を含めた11人ほどの逃げ集団が出来てしまった。態勢を立て直して追走を作る作戦で登りから横風のある区間で平井さん達と逃げをつくろうと試みたが、集団の様子をしっかり把握していなかったことが原因で間もなく吸収されてしまった。40kmいかないくらいで選手と車が正面衝突、意識不明ということでニュートラルが発生し30分後、レースを再開した。結局レース後半は膝の調子が悪化してしまい、出るべきところで動けず良くないレースとなってしまった。レース終盤、逃げの人数が徐々に少なくなり、集団との差が縮んだいいタイミングでメンバーの山田がアタックにのりその後単独で追走、自分は残り600mあたりで集団が牽制した瞬間にアタックして逃げを何人か捕まえてゴール、結果は5位だった。

まず体の準備ができていなかったことと、逃げに乗れなくて消極的なレースになってしまったこと。完休を活かして身体の状態をリセットすることに専念したい。

 

<平井光介によるレースレポ>

2.3.jカテゴリーのレースということで逃げに乗ることが必須であった。183人出走で集団前方まで上がるのにてこずってしまい、自分が前方まで上がるころにはすでに11人の逃げが出来かけていた。集団が落ち着きかけたところで追走のアタックを仕掛け、自分を含めた3人で追走するも集団に吸収されてしまう。逃げが決まってからはメイン集団のローテーションが上手く回らず徐々に開いていくタイム差に焦りだす。残り40キロ切ったところの上りで自分を含めた2人で追走を試みるも失敗。その後は集団のローテーションに加わり逃げの吸収を試みたが完全に脚を使い切っていた為、スプリントで埋もれて35位となった。

集団内での位置取り、追走のタイミング。この2点の改善が今後の課題である。去年の落車での鎖骨骨折以降、集団の端を走ることに恐怖心が芽生えてしまっているが、克服しなくてはならない。身体の調子は好感触なので、うまく立ち回って勝ちに繋げたい。

【参考リンク】

<2020年「エキップアサダ(EQADS)」メンバー>