■写真↑:ツール・ド・フランス常連で、本レース開催地方を本拠地とするトッププロチーム「トタル・ディレクト・エネルジー」の研修生に3度(2017~2019年)も選ばれながら、結局プロに上がることが叶わなかった24歳のクレモン・オルソー(チーム・ロ・ラシュ・シュル・ヨン)が集団スプリントを制す。自分を認めてくれなかった「トタル・ディレクト・エネルジー」への恨み節を隠さないクレマンにとっては、雪辱を晴らす最高の勝利となった。
■写真↑:シーズンインの連戦で、コンスタントに20位以内の成績を重ねる蠣崎優仁(本レースでは17位)。
■写真↑:レース前にチームコーチと作戦を練る渡邉歩。昨年とはチームが変わり環境も新たになったが、どの環境にも即座に適応していく。
■写真↑:フランスで最も自転車熱が高いブルターニュ地方にてシーズン開幕戦として行われるのが、アマ最高峰『エリートナショナル』カテゴリーレースの100本ノック!とも云える連戦だ。一気に調子を上げようと目論むフランス中の強豪チームが、このレベルの高いレースシリーズに出場すべく集まってくる。
レース&カテゴリー名
シルキュイ・デ・プラージュ・ヴァンデエンヌ・第6戦(エリート・ナショナル)
Circuit des Plages Vendéennes Challans
期間・日程
2020年2月22日(土)
開催地
シャラン(フランス・ヴァンデ県)
【結果/リザルト(149,4㎞)】
1位:ORCEAU Clément(LaRocheYon V)3時間28分50秒 (平均時速42,924km)
2位:TESSON Jason(Sojasun Esp)
3位:LAPIERRE Louis(Top 16)
17位:蠣崎優仁(Velo Sport Vallettais/EQADS準所属)
84位:渡邉歩(Les Sables Vendee/EQADS準所属)
<渡邉歩によるレースレポ>
去年も走ったこのステージはド平坦。風が吹けば伸び周回の序盤は道も細い。
次の日がハードなレイアウトの為あまり動きたがる選手が少なくスプリントになることが予想され、レースも予想通りに。
スタート直後のアタックで数名抜け出し追走があるものの人数は少なく6名ほどが先行。一時は2分を超えるタイム差になる。
集団内はサイクリングペースの後にアタックと横風の攻撃がありながらレースは進み、集団は逃げとの距離を調整しながらレースを進める。
逃げは残り4㎞で吸収され、チームでは3名が固まり自分が先頭に出て場所をキープするが後ろが流れに乗れず離れてその後合流できずに自分は集団後方でゴール。
逃げに対して対応することも考えたが大きな追走ができなかったために動くことはありませんでした。
最後の1周の位置取りに関してはどうやって前を取りキープするのかをチームでイメージをそろえる必要があると感じました。更に中途半端な位置だった為に無理にもがくことはしなかったですが、今後のレースを考えるとリスクは取りたくなかったという気持ちが先行ました。
明日頑張ります。