写真:トロフィー&花束と共に、開催地ブルトノーのワイン&パテを抱えて勝利の余韻を味わう長川達哉。このブルトノーは、かつてツール・ド・フランスなどのグランツールで、数々のステージ優勝を挙げたダヴィ・モンクティエの出身地でもある。
【EQADSレポ】長川達哉が早くもフランスで優勝!EQADSに今季初勝利をもたらす(3/27)
2月下旬の初渡仏後から徐々に調子を上げていた長川達哉が、遂に第2カテゴリーのレースで初優勝。
格上の第1カテゴリー選手が未出場のレースではあるが、早くも欧州に適応し頭角を現した。
これからのレースでは徐々にマークされる存在となるが、引き続きプロを目指してレース三昧の日々を送ってゆく。
レース情報
レース名:GP・ブルトヌー・コルナック
(GP D'OUVERTURE BRETENOUX-CORNAC)
開催日:2022年3月27日(日)
カテゴリー:FFC(フランス自転車競技連盟)2-3-J-PCO=第2カテゴリー選手までが出場可能
距離:6.3km x 14周=90㎞
開催地
ブルトノー(フランス)
【リザルト】
1位:長川達哉(EQADS)
2位:Fabien-Nicolas ARTHEIN (UV de Limoges Team U 87)
3位:Hugo CHASTANG (UC Brive)
完走:馬場 慶三郎(EQADS)
<EQADS選手レース後コメント>
長川達哉(EQADS)1位
今回は平坦コースのレースため、自分の持ち味であるスプリントを活かせるコースだと感じていました。
EQADSのOBである渡邉歩さん(現:愛三工業レーシングチーム)の過去のレースレポートを見る限り、逃げができる可能性が高いと考えており、今回は逃げに乗って最後スプリントで勝つという想定でレースに臨みました。
レース直後に4人の逃げが出来ましたが、タイム差もなく見える位置にいたため集団前方で様子を見ていました。残り10周(レースは6.3km x 14周)あたりでブリッジをかけようと抜け出したところ、3名が追走で入りました。そして先頭に追いつくとローテもいい感じで回すことができましたが、後ろからポツポツと合流し最大で30名ほどの集団に。
残り4周の登りで自らアタックをしてまずは集団を20名ほどに絞ることに成功。その後の登りも他の選手がアタックをしていきましたが、そこからは中々人数を絞れず、残り一周の時点で先頭集団は約20名。よってゴールスプリントになると予想し脚を溜める動きをしました。一人抜け出しましたがタイム差もなく捕まると考え、集団待機をして最後の長い直線で逃げを吸収。
最後の右コーナーはアウト側(内側は路面が悪い)で3番手以内で入らないと捲ることができないとわかっていたので、直線で脚を使い左前方の位置を確保。最終コーナーを2番手で抜けて、そのままスプリントを開始して勝つことができました。
まずは一勝することができ嬉しいですが、まだ同年代のメンバーと同じ舞台に立てていないので少しでも早く同じ舞台まで上がり、そして抜かす事ができるように頑張ります。
馬場慶三郎(EQADS)集団ゴール
今回はこれまでの反省を活かし、なるべく前でスタートし、逃げに乗る事を意識してスタートラインに立った。スタート位置は2列目と良い位置。スタート後、周りの選手が飛び出しては捕まりを何度か繰り返し、4人程度の逃げができた時点でアタック合戦が落ち着いた。その後集団から少人数の追走が何回かあり、自分もその中に入ることが出来た。終盤で飛び出してみたが捕まってしまい、ゴールスプリントに絡めずに終わってしまった。結果としては負けだが、これまでの反省点を活かしてレースを終えたのは成長だと思う。まだまだレースは続くのでより良い結果を求めて頑張って行きたい。
【参考リンク】
<2022年「エキップアサダ/EQADS」レースカレンダー>
<2022年「エキップアサダ/EQADS」メンバー>