【レースレポ(EQADS)】『GPプルエ(9/1)』仏最高峰のアマレースにて完全に力負けも、一時は逃げに2人を送る健闘を魅せる。

Kenichi Yamazaki2019/09/02(月) - 23:47 に投稿

レース&カテゴリー名

GP・ド・プルエ(エリートナショナル)
Grand Prix de Plouay Elite Open

期間・日程

2019年9月1日(日)

開催地

プルエ(フランス・ブルターニュ地方)

【結果/リザルト(152.9㎞)】

1位:FERRON Valentin (フランス/VENDEE U PAYS DE LA LOIRE)3h37m25s
2位:BALFOUR Stuart (イギリス/COTES D'ARMOR CYCL)+13s13
3位:DANIEL Aurélien(フランス/ TEAM PAYS DE DINAN)+19
37位:渡邉歩(Les Sables Vendée Cyclisme/EQADS準所属)トップから+8分30秒

DNF:松田祥位蠣崎優仁平井光介小笠原匠海は途中棄権

52人完走/140人出走

浅田監督によるコメント

『ワールドツアーレースであるブルターニュクラッシックと同時同会場で開催されるエリートオープンレースに参加した。拠点のTOULOUSEからは900㎞の大移動もあり、即席に出場して上位に入れるほど甘いレースではないが、チームスケジュールの変更もあり今大会への参加を決めた。
レースはフランス西側の強豪チームを中心に140人がスタートする中、序盤から主力メンバーによる本格的な先行グループ形成を狙うアタックとペースアップが繰り返された。EQADSでは松田の力強い動きで先行、渡邉が追走で追いつき、一時は20人の先頭グループが形成された。しかし後続のブルターニュ勢の本レースへの思い入れがその先行を許さず、風も影響する状況下集団も数を減らしながらレースを振り出しに戻し、続く激しい展開で後半には新たな20名の先行グループを再編成し決着へと向かった。勝ったのはお隣りペイ・ド・ロワール地方の強豪チーム VENDEE UのU23選手ヴァランタン・フェロン。そして2位、3位は必勝態勢で臨んだブルターニュチーム勢が続いた。
EQADS勢は前半善戦したものの、中盤以降も続く厳しい展開に体力が続かず、所属クラブチームでの参加となった渡邉歩のみがゴールまでたどり着く結果となった。急遽参加を決めた大会ではあるが、体力もさることながらこのレースに対する「気迫」が完全に地元選手に負けていたと感じた。
9月からも代表レースも含めシーズンは続く。今大会の刺激も利用し、心身を立て直し成績を残してゆきたい。』

各選手によるコメント

<34位:渡邉歩>

『自分は所属チームで参加し、このビッグレースで結果を残すことを目標に走りました。スタート直後に機材トラブルにて遅れるものの、3周目の強力なアタックに加わり松田選手含む8名で逃げるものの決定打にはなりませんでした。
その後逃げに対して自チームでは必ず誰かが加わりDN2チームながらもうまく立ち回りチームメイトが勝ち逃げに入り5位に入りました。自分は残り3周から力尽きグルペット化したメイングループで完走することが精一杯でした。自分の結果につなげられなかった事は悔しいですが、今回の良い動きが必ず結果につながると信じて残りのレースを集中して走ります。久しぶりにビッグレースでの辛く苦しい状況でも楽しいと思えるレースが出来て良かったです。』

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<DNF:蠣崎 優仁

『フランスアマチュアレースの最高峰大会である今大会に出場することになり、とてもワクワクしていた。

コースはロードレースの全ての要素が詰まった強いものだけが残れる印象で、完全な実力勝負だった。

前半から前方に位置し続け、レース展開をよく見て走ることはできていたが、レース中盤登り区間の力が試される場面で脱落し、3周を残してリタイヤとなった。

完全に力不足だった。コンディションが悪いわけではなく、単純にペースの上がったところで前に残る脚がなく、このままではいけないという危機感を感じている。

しかし、このレベルこそが本当であり、ここで勝負できることがプロになるための必須条件だと感じた。

これから厳しい現実ではあるが、一歩でも前進していきたい。』

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<DNF:小笠原匠海>

『久しぶりのエリートナショナルでスタート直後から集団の密度が高く怖かった。集団の前方に上がろうとするが上がれずその場で留まることが精一杯だった。ペースも早くきつかった。

しかし2周目で喘息が出てしまった。その後走るが4周完了したところで降ろされDNFとなった。

喘息の症状を上手くコントロール出来なければレースにすら参加できないので改善して行かなければならないと感じました。

また、喘息が出ていなくても力が足りていなかったので力を付けて行かなければならないと感じました。』

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<DNF:平井光介

『初めて走る規模の大きなレース。集団の密度や緊張感がこれまで走ってきたレースと格段に違った。序盤は雰囲気に戸惑い前へ上がることも出来なかったが、中盤からはなんのなくではあるが力の使いどころがわかってきた。90キロほど過ぎたところで追走集団にジョインするも、吸収されその後の上り区間で集団からも千切れてしまった。今回の課題を修正し、次のチャンスが訪れた時にはもっと展開に加わることが出来るようにしたい。』

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【参考リンク】

<2019年「エキップアサダ(EQADS)」メンバー>