■写真↑ :レース後半に入ったところで、小笠原を含む8名の逃げが形成。2名の逃げ切りを許すも、サバイバルレースで生き残り3位入賞を果たす。(Photo : LaDepeche)
レース&カテゴリー名
GP・ピュイ・レヴェック(2,3,J)
62° édition du Grand Prix Cycliste Souvenir Paul Saint Gérard
期間・日程
2019年8月14日(水)
開催地
ピュイ=レヴェック
【結果/リザルト(3.2km×25周回 = 80㎞)】
1位:Noa Isidore (UV Aube)
2位:Jérémy Béneyrol (EC Trélissac Coulounieix 24)
3位:小笠原匠海(EQADS)
■小笠原匠海によるコメント:
『登りと下りだけの周回で自分の得意とするコースではなかったため、自分から動くことはせず回りの動きを見て危ない逃げには乗ろうと考えていました。 1周目はローリングになり2周目からがリアルスタートとなる。 はじめにアタックがかかり5名ほどが抜け出す。 次の周回でかなり集団が縦伸びして中切れがどんどん起こっていたので前に前に上がって行くと5名の逃げに追いつき、さらにそこからアタックがかかっていた。 後ろから上がってきた勢いそのままそのアタックに乗る。 その後逃げが決まりメイン集団とも差が開く。 自分はローテーションに加わりつつ脚を貯めて行こうと考えた。 その為、周回賞のたびにペースが上がるが自分はそこにはあまり参加をせず千切れない程度で走って、ゴールまで逃げ切った場合どの選手が強いかを見ていた。 しばらくそのままの状態が続くが段々と逃げ集団の人数も絞れてくる。 残り7周回のところの周回賞で強いと思っていた選手が取りに行きそのままアタック。
周回賞を取りに行っていなかった為反応が遅れる。 そこから追うも追いきれず前2人逃してしまう。その後自分の後ろに1人追いついてきたので、ローテーションを回そうとしたのだが、頑なに回ってもらえず1人で追っているのと同じ状態になり、そのまま2周ほど走るが追いつかなかった。 残り4周の登りで後ろにいた選手がアタックしてきて反応するも足が攣ってしまう。 なんとか誤魔化し走って、次の登りでアタックして来た選手が垂れてきて追いつく。 しかしさらにその後ろからバラバラになった逃げ集団の中から3人が追い付いて来る。 追い付いて来た3人と自分でローテーションを回し前を追うが追いつかなかった。
残り一周になったところで3位狙いのスプリントに切り替えた。 残っている選手の中で周回賞のときにかなり動いていた選手の後ろに付き登りが始まったところからスプリントを開始して追走集団の頭を取り3位でレースを終えた。 正直、このコースでここまで残っているとは思っていなかった。しかし大事な場面でついて行けていれば勝てていたかもしれなかった。 また足が攣ってしまうことが多いように感じたので今後、補給をしっかり行い攣り対策を行って行きたいと思います。 登坂力も付けて行かなければならないと感じました。』