◾️写真:(9日:クリテ)Jプロツアー強豪選手のホセ&アイランと共に表彰台に上がる松田祥位(Photo:EASO)
◾️写真:(10日:ロード)U23ジャパンナショナルチームで共に海外遠征経験のある選手ら、先頭から雨澤毅明選手(宇都宮ブリッツェン)、渡邉歩、松田祥位(EQADS)、小山貴大選手(シマノレーシング)が、レースをコントロールすべく先頭を牽く。欧州遠征から帰国直後で出場の渡邉歩(二番手)が最後までメイン集団に残り、優勝者から6秒差のチーム最高位23位でフィニッシュ。(Photo:EASO)
レース&カテゴリー名
&
期間・日程
2018年6月9日(土)『第2回JBCF那須塩原クリテリウム』
2018年6月10日(日)『第2回JBCF那須ロードレース』
距離
<JPT/P1クラス>
9日(土)クリテリウム=62.1㎞(2.3㎞x27周)
10日(日)ロードレース=108km(7.2㎞ x 15周)
EQADSからの出場者
松田祥位(EQADS)
新城銀二(EQADS)
蠣崎優仁(EQADS)
小笠原匠海(EQADS)
開催地
栃木県那須周辺(那須塩原)
【結果/リザルト】
■9日『那須塩原クリテリウム』リザルト:
<JPT/P1>
1位:ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックス・パワータグ)1時間25分18秒(平均時速43.67㎞)
2位:アイラン・フェルナンデス(マトリックス・パワータグ)トップから+26秒
3位:松田 祥位(EQADS)トップから+26秒
DNF:新城銀二(EQADS)
DNF:蠣崎優仁(EQADS)
DNF:小笠原匠海(EQADS)
<レース展開解説>
『一周2.3kmのコースには直角コーナー2か所、Uターン3か所が含まれ、”ストップ&ゴー”を余儀なくされるコースレイアウトとなっている。常に前にいないと、コーナーの立ち上がりの度に脚を使わされ、自然に篩にかけられてしまう。5月の宇都宮クリテリウムでは後手後手となってしまった小笠原と松田。今回はとにかく前で動くよう心掛け、新城(銀)、蠣崎はやや後方で逃げ集団に反応する体制で臨んだ。
予想通り、コーナー毎に篩がかけられ、集団は見る見る間に小さくなっていく。その中にEQADSの選手も一人、また一人とこぼれ落ちてしまう状況の中、松田は常に集団前方に位置取り、積極的なレース運びをしていく。数人の逃げがかかると、松田は躊躇なく先頭を引き、それをつぶす。そんな事を何回か繰り返した後、マトリックス・パワータグのホセが飛び出してしまい、独走状態に。松田は過酷なサバイバルレースで10名ほどまで絞られた集団を引っ張るように先頭を引き、ホセを追うも届かず。結果、2位争いのスプリントに臨むも3位でフィニッシュの惜敗。しかし、全日本選手権個人タイムトライアルを1週間後に控えるレースにて高負荷を自らに課し、コンディションを更に高めることに成功した。』
<松田祥位によるレース後コメント>
『今日は最初から集団の前で周回をこなし、
監督の予想通りサバイバルな展開になり、
脚を使って前方に生き残り、
いつも応援して下さっている方々に感謝です。
全日本選手権に向けての調整レースとしてはとても感触が良かったです。
<浅田監督によるレース後コメント>
『今日チームは蠣崎をエースにレースをスタートし、
残り4周を独走で逃げ切ったホセ・ビセンテ・トリビオが那須塩原クリテリウム2連覇
◾️写真:(9日:クリテ)終始攻撃の手を緩めない松田祥位。結果は惜敗だが、欧州でのレース経験を活かしたレース内容で今後の成長が楽しみだ。(Photo:EASO)
◾️写真:(9日:クリテ)Jプロツアー強豪選手のアイラン&ホセと表彰台に立つ松田祥位。世界で戦ってゆく以上、この二人を倒さねば始まらない。(Photo:EASO)
■10日『那須ロードレース』リザルト:
<JPT/P1>
1位:木村圭佑(シマノレーシング)2時間32分08秒(平均時速42.59)
2位:橋本英也(チームブリヂストンサイクリング)トップと同タイム
3位:窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング)トップと同タイム
23位:渡邉歩(EQADS)トップから+6秒
54位:松田祥位(EQADS)トップから+5分2秒
DNF:新城銀二(EQADS)
DNF :蠣崎優仁(EQADS)
DNF:小笠原匠海(EQADS)
<レース展開解説>
『予報通りの雨。昨日の暑い日差しとは打って変わった厚い雨雲の下、レースはスタートした。
1周目から動き出したのは、昨日のクリテでのうっ憤を晴らしたい蠣崎。4,5名の選手と共に先行するも、登り区間の超ハイペースの影響を受け、ほぼオールアウトで追走のメイン集団に飲み込まれる形に。
その後、何度も数人が飛び出すものの、決定的な差をつけられないままレースは進行する。低い気温と、スリッピーな路面の為、集団は周回を重ねるごとに小さくなっていく。サバイバルレースとなったメイン集団の前方で、松田がアピールを繰り返す中、シマノ2人とブリヂストン1名の有力な逃げが構成された。逃げは徐々に差を広げメイン集団から最大50秒の差となる。松田は他チームからの協調をあまり得られないまま、前を追う。黙々と4周ほど追走を牽引するも、ラスト1周で脚を使い切り戦線を離脱。結果、渡邉の23位が最高位となった。
順位という結果は残らなかったものの、蠣崎の積極性、松田の自足のアピールは今後のレースに着実につながると思われた。渡邉も帰国後間もない日程で、調整もおぼつかない状況の中でも、しっかり走れて見せるのは経験を積んだ成果であろう。』
<松田祥位によるレースレポ>
『雨でスタートしたロードレース。初めは集団の様子を伺いながら展開が落ち着いたところでドンパチしようと思い前方をキープ。なかなかアタックが止まなかった中、緩い登りでブリッツェン岡さんと行抜け出すことに成功するもしばらくして捕まってしまう。
途中で4人が抜け出して集団が落ち着こうをしていたので、ブリッツェン
もう一度集団内でコンディションを整える。
シマノ2名とブリヂストン1名が逃げを決め、差が30秒ほど開いたところで自分
一定のパワーで周回を重ねた。
後にブリッツェン選手らと交代で引き、チーム名との渡邉歩さんとも合流したが、ラスト1周
途中落車があったのは歩さんから聞きました。
昨日に引き続き、レースの流れがよく解ってきたような気がする。
<浅田監督によるレース後コメント>
『今日は全日本ロードに向けて力を展開に”乗り”、それを”使う”レースをする事。
◾️写真:(10日:ロード)Jプロツアー本格参戦のEQADS選手達。前方左から新城銀二、小笠原匠海、2列目松田祥位、3列目蠣崎優仁。国内では本場の欧州で遠征を繰り広げるチームとしての違いを見せつけなければならない。(Photo:EASO)
◾️写真:(10日:ロード)前日のクリテリウムにて3位に入った松田祥位がロードでも存在感を放ち、結果には不満足ながらも全日本選手権に向けて順調に調子を上げる(Photo:EASO)
◾️写真:(10日:ロード)欧州遠征から帰国直後の渡邉歩。時差ボケなどで体調は万全とは云えなかったが、厳しいコンディションのレースにて先頭に残った。(Photo:EASO)