◇(↑写真)圧倒的な強豪選手による止まない攻撃に積極的に参加し、意地の5位入賞を果たした長川達哉(EQADS)がゴール直後に水を浴びる。優勝は5日前のレースに続き、またも29歳のフローラン・カステラルノー(フランス/OCFチーム)。欧州のレースでは、強い選手たちが積極的に攻撃を仕掛けて集団を絞り、生き残った選手が力ずくで勝敗を決するのが常。展開に助けられての好成績は稀であり、勝ちにいかなければ勝てない。
【EQADSレポ】仏ベテランが力で他をねじ伏せ連勝。攻めに攻めた長川が意地の5位。(8/15)
8月14日はツール・ド・フランス終了後に欧州各地で行われるショーレース(=プロ・クリテリウム)「GPキヤン」に出場。本格的なレースでは無いながら、競技界ピラミッドの頂点にいる世界トッププロ(レミ・カヴァーニャ、ミカエル・シェレル、新城幸也等)らと共に時間を過ごし、プロ入りへのモチベーションは更に高まる。
翌15日、その競技界ピラミッドの裾野とも言える本「グランプリ・ベネジャック」では、競合選手による容赦ない”撃ち合い”が常に続き、勝ちきれずも生き残った長川達哉(EQADS)が5位入賞。大半の欧州プロが歩むキャリアパスを、ゆっくりながら着々と登ってゆく。
レース基本情報
レース名:
8月15日:「グランプリ・ベネジャック(Grand Prix Cycliste des Fêtes de Bénéjacq)」
カテゴリー:
FFC(フランス自転車競技連盟)1,2,3 & Junioir(=全カテゴリー)
開催地
ベネジャック(ピレネー・アトランティック県/フランス)
【リザルト】
8月15日(月)「グランプリ・ベネジャック」95km(1,6 km x 50周+ 15 km x 1周)
1位:Florent CASTELLARNAU (フランス/CA Castelsarrasin)
2位:Lilian LANGELLA (フランス/GSC Blagnac Vélo Sport 31)
3位:Pierre CHARTIER (フランス/VC Nayais)
5位:長川達哉(EQADS)
16位:川崎三織(EQADS)
26位:町田朝陽(EQADS)
DNF:馬場 慶三郎(EQADS)
DNF:中山竜一(EQADS)
帯同した浅田顕監督
前日のプロクリテリウムを走り華やかな気分の余韻も冷めやらぬ中
◇(↑写真):レーススタート前
◇(↑写真)優勝したカステラルノー選手(赤ジャージ)らと前方でレースを展開する長川達哉(EQADS)。レース巧者のベテランをねじ伏せる事は出来なかったが、多くの学びを得られた5位入賞となった。