◇(↑写真)テクニカルなアップダウンが続く高難易度コースでのサバイバルレースを制したのは、29歳のフローラン・カステラルノー(フランス/OCFチーム)。フランスのトップアマ(エリート・ナショナル・カテゴリー)で10年来活躍し、数々のUCIレースでも安定した成績を収めながら、プロには上がり切れなかった選手の典型例とも言える。ちなみにフランスアマ最高峰の「エリート・ナショナル・カテゴリー」の実力は、日本JBCFトップクラスである「JPT」と同等か、地域によっては遥かに凌駕しているレベル。フランスでUCIワールド&プロチーム(UCIコンチを除く)との契約を獲得するには、カステラルノー選手の様な”プロへの壁”となる選手たちを手球にとって勝利する様でなければならない。
【EQADSレポ】人生最高密度のレース数を耐えた選手たち。しばしの回復期間の後、次の高みへ羽ばたく。(8/10)
2週間で8レースという怒涛の運動強度を耐え切った2022年夏の欧州遠征「第1フェーズ」が終了。
選手たちの疲れは相当なものだが、これこそが"世界のプロ"を目指す彼らが待ち望んだ夢の環境。
引き続きこの「レース天国」で戦い続け、身体と頭を駆使し、時には運をも味方につけて世界への階段を這い上がってゆく。
レース基本情報
レース名:
8月10日:「トロフェ・デ・シャトー・オ・ミランド(Trophée des Châteaux aux Milandes)」
カテゴリー:
FFC(フランス自転車競技連盟)1&2カテゴリー(1.40)
開催地
ミランド城(ドルドーニュ県/フランス)
【リザルト】
8月10日(水)「トロフェ・デ・シャトー・オ・ミランド」85km(約2.6㎞登り周回×33周)
1位:Florent CASTELLARNAU (フランス/Occitane Cyclisme Formation)
2位:Jérémy BELLICAUD (フランス/Océane Top 16)
3位:Léo PENDERY (フランス/GSC Blagnac Vélo Sport 31)
完走:長川達哉(EQADS)
完走:馬場 慶三郎(EQADS)
完走:小笠原 匠海(EQADS/TEAM24)
帯同した浅田顕監督
川崎三織に適した非常にハードな高低差の周回コースであったが、
◇(↑写真):レーススタート前
◇(↑写真)高速なレース集団にしがみ付く長川(右)&馬場(左)
◇(↑写真)EQADSから仏「ドルドーニュ県チーム24」への派遣で走る小笠原匠海も苦戦を強いられた。
◇(↑写真)この2週間で計8レースに出場し、かなりの疲労を感じている馬場(左)&長川(右)だが、夢の舞台に身を置ける喜びから笑顔が滲み出る。