【EQADSレポ】『JBCFかすみがうらTT&ロード(10/16&17)』松田がTT優勝&平井ロード3位!翌週の全日本U23に向け高まる気勢。

Kenichi Yamazaki2021/10/18(月) - 10:56 に投稿

*(↑写真)名だたる強豪プロ選手達を抑え、久しぶりに表彰台のてっぺんを獲得した松田 祥位(16日個人TT)。松田のゴール後、プロ選手達が走る時間帯の風向きが一気に”向かい風”となる幸運もあったが、運も勝負のうち。更に17日のロードレースでは平井光介が3位表彰台。翌週の全日本選手権U23に向けて気勢が上がる。

(Photo:JBCF)

【EQADSレポ】『JBCFかすみがうらTT&ロード(10/16&17)』松田がTT優勝&平井ロード3位!翌週の全日本U23に向け高まる気勢。

松田祥位による個人TT優勝、平井光介によるロードレース3位入賞と好成績に終わったJBCFかすみがうら。しかしながら、ロードレースでは様々な課題が赤裸々に。翌週の全日本選手権ロードレースU23に向けて課題を修正し、大いに暴れる準備を整える。

レースカテゴリー名・日程

10月16日(土)『第1回JBCFかすみがうらタイムトライアル』

10月17日(日)『第1回JBCFかすみがうらロードレース』

開催地

茨城県かすみがうら市坂・⽥伏 特設コース(4.8km周回コース)

【リザルト】

■10月17日(土)JBCFかすみがうらタイムトライアル:

<JPT/P1クラス(8km)リザルト>

1位:松田 祥位(EQADS)9分50秒292(平均時速:48.78km/h)
2位:香山 飛龍(弱虫ペダル サイクリングチーム)トップから+1秒
3位:兒島 直樹(TEAM BRIDGESTONE Cycling)トップから+1秒

8位:山田拓海(EQADS)トップから+16秒
9位:平井光介(EQADS) トップから+17秒
10位:川崎三織(EQADS)トップから+17秒
18位:西本健三郎(EQADS)トップから+29秒
19位:湯浅 博貴(EQADS)トップから+29秒

◆JPT/P1フルリザルト(JBCFホームページへジャンプ)

写真↑:<JBCFかすみがうらタイムトライアル> 自力に秀でた松田 祥位(EQADS)が本領を発揮(Photo:JBCF)

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■浅田監督によるコメント:

夏期欧州遠征での負傷や帰国後の自宅待機等のブランクを経て、10月からチームトレーニングも再開しレースでは久しぶりにスターリストにフルメンバーが埋まった。

8㎞はステージレースのプロローグの距離で、スピードと無酸素と有酸素の中間的なパワーも必要であった。松田はブランクからリズムを取り戻しつつ得意種目で辛くもトップを獲得した。EQADSの他のメンバーも8位~19位に収まったがフラットなコースながら、タイムトライアルバイクでの巡行スピードとしては物足りなさが残った。

■レースに帯同した小俣コーチによるコメント:

天気予報は曇りなれど、朝がたパラつく雨、コントロールの難しいTTバイク、そして一般道特有の路面状況。
不安要素は数え出したらきりがない。それは一人で走りきらなくてはならない個人タイムトライアルの宿命。
今シーズン、国内初となる個人タイムトライアルに欧州遠征から帰国した選手たちが合流した。
コースは4km×2周。
前半は市街地、後半は霞ヶ浦の土手沿いを走る。風向きを計算しつつペースを維持しなければならない。

一番手にスタートした川崎は当然のごとくホットシートに着座するも、それも一時の間だった。
平坦基調の本コースではパワーウェイトレシオ(体重xパワー比)に定評のある川崎でもきつい状況となった。
つづく、西本、山田、平井、湯浅も川崎とほぼ同タイムで良い位置につけるが、後続スタートの選手に徐々に番手を落としていく。
今シーズンはJBCF南魚沼が初レースとなった松田がスタートラインに立つと、周りから注目を浴びるも、いつもと変わらぬ飄々として面持ちでペダルを踏み出した。
1周目、2周目とも、本調子とは言えないペダリングに見えたが、力強さを感じさせる気持ち良い走りで暫定1位のタイムでゴール。
結局、松田はホットシートを譲る事なく、今期初優勝を飾った。
 

■10月17日(日)JBCFかすみがうらロードレース:

<JPT/P1クラス(6km x 20周=120km)リザルト>

1位:入部 正太朗(弱虫ペダル サイクリングチーム)2時間28分47秒(平均時速:42.58km/h)
2位:山本 哲央(TEAM BRIDGESTONE Cycling)トップから+6秒
3位:平井 光介(EQADS) トップから+34秒

21位:湯浅 博貴(EQADS)トップから+2分3秒
22位:松田 祥位(EQADS)トップから+2分14秒
23位:川崎 三織(EQADS)トップから+2分28秒
25位:長川 達哉(EQADS)トップから+3分17秒
DNF:西本 健三郎(EQADS)
DNF:山田 拓海(EQADS)
DNF:小出樹(EQADS)

◆JPT/P1フルリザルト(JBCFホームページへジャンプ)

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<E1クラス(6km x 12周=72km)リザルト>

1位:前田 凌輔(ORCA CYCLING TEAM)1時間24分13秒(平均時速41.03km/h)
2位:馬場 慶三郎(埼玉ユース自転車競技部)トップから+21秒
3位:塩澤 魁(ORCA CYCLING TEAM)トップから+1分07秒

◆E1フルリザルト(JBCFホームページへジャンプ)

写真↑:<JBCFかすみがうらロード(JPT/P1)> 積極的な走りで逃げに食い込み、最後まで生き残った平井 光介(EQADS)が表彰台に。(Photo:JBCF) 

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■浅田監督によるコメント:

JPT/P1クラスについて

悪天候の周回コースでは8名の人数が有利な事もあり、最初から主導的にペースを作り終盤へ繋げる作戦を立てたが、ベテラン有力選手らの一時的なペースアップのあと、平井を含む主力チームの4名が先行する形が簡単に整ってしまった。リードする4人は後半まで抑え気味に進み、メイン集団は先行グループへの参加を見送った単一チームが、終盤に捕まえようと1分差をキープする緩い展開で周回を消化していったあまりの単調な展開にEQADSから追走も試みるが力及ばずレースに変化をもたらす事は出来ず終盤を迎えた。先行4名のスピードアップもあり集団はトップに追いつかず、先行の平井は善戦の末3位で表彰台へ上がった。

EQADSでの8名出走も力及ばず、レースの展開を大きく変えることなく平凡なレース展開となってしまった。負傷やブランクの影響があるものの、全日本選手権を備えるチームとしては、今回のレースでの状態と動きを見る限り、全員を高く評価する事は出来ない。少なくとも戦う姿勢と気持ちを高めて週末の今年最終戦に臨んで欲しい。

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各種外部メディア・大会公式レポート

【JBCF公式レポート】
・(10月16日)第1回JBCFかすみがうらタイムトライアル(←クリックでジャンプ)
・(10月17日)第1回JBCFかすみがうらロードレース(←クリックでジャンプ)
【シクロワイアード】
(10月16日)初開催のかすみがうらタイムトライアル 松田祥位が初代王者に(←クリックでジャンプ)
(10月17日)入部正太朗がJPT最終戦を制覇 ホセ・ビセンテ・トリビオが個人総合優勝​​​​​​​(←クリックでジャンプ)

【参考リンク】

<2021年「エキップアサダ(EQADS)」メンバー>